フェルデンクライス関係の本 |
フェルデンクライスメソッドのことフェルデンクライスメソッドはモーシェ・フェルデンクライス博士によって開発された、からだの動きを通して自分の可能性を広げるレッスンです。 このレッスンでは自分のからだがどうやって動いているかを丁寧に観察します。プラクティショナーの言葉やタッチを手がかりに、からだの中の違いを感じながら自分自身の感覚を育てていきます。そして、無駄な緊張がなく、からだ全体がバランスよく協調され、より楽に動くやり方を探っていきます。 自分の動きに意識を向け、丁寧に感じることは脳神経系に働きかけ、動きのパターンを増やしていきます。 フェルデンクライスメソッドにはATMと言う名前のグループレッスンと、FIと言う名前の個人レッスンの2種類があります。 レッスンの特長レッスンの特長として、個人差はありますが以下のようなことがあげられます。
★ストレスを軽減し、自分への信頼性を高める ATMはAwareness through Movementの頭文字を取っています。Awareness through Movementの直訳は「動きを通した気づき」です。 グループレッスンはプラクティショナーの言葉の指示を聞いて、ゆっくりと自分を観察しながら動きます。そのときに脳が“違い”を感じられるために筋肉の努力を減らし、「がんばらない」ことを大切にします。 骨格を中心とした無理のない自然な動き、さらに美しく質の高い動きをプラクティショナーの言葉を道しるべに自分自身で探っていきます。 その過程における意識的な注意や動きなどが脳神経系に直接働きかけ、人によって様々な気づきや変化が起こります。動きのレッスンですがストレッチや筋トレではありません。運動が苦手な人も好きな人も楽しめるレッスンです。レッスンのレベル分けはありませんので、いつからでもご参加できます。 レッスンの種類は多く、仰向け、うつ伏せ、横向き、座位、立位など様々な姿勢で行います。ほとんどのレッスンでは、仰向けになり床にどのようにからだが接触しているかを確認しながら進みます。このスキャンを通して、自分の体の変化に気づいていきます。 レッスンのスケジュール・料金・お申し込み/お問い合わせはこちらから → レッスンスケジュールFI : Fuctional Integration (個人レッスン)FIはFuctional Integrationの頭文字を取っています。Fuctional Integrationtの直訳は「機能的な統合」です。 プラクティショナー(先生)が直接クライアント(生徒)の体に触れて、一対一で一緒にレッスンを行います。FIはプラクティショナーが柔らかいタッチで直接触れながら、クライアントが日常の習慣によって気づきにくくなっている機能的で豊かな動きを探っていきます。その過程がクライアントの脳神経系に働きかけ、少しずつ新しい回路を作り始めます。 レッスンはFI用のテーブル(ベッド)もしくは床の上で、仰向け、うつ伏せ、横向き、座位などその時のレッスンに応じていろいろな姿勢で行います。クライアントが楽でいられる状態でレッスンは行われます。 フェルデンクライスプラクテョショナーのタッチは、指圧、マッサージ、カイロ、理学療法などのタッチとは違います。歪みをなおす、痛みをとるなどの治療的な目的はありません。 FIはATMよりもその人にとってのヒントが多く、気づきが促されやすいレッスンです。 ATMとFI、どちらを選べばいいの?ATMとFIの違いは、プラクティショナーのタッチが介在するかしないかです。言葉ではなくタッチを介してクライアントとプラクティショナーが直に対話をするレッスンとも言えます。ATMよりもダイレクトにクライアントに働きかけます。ATMを個人でやることもできますし、そこでプラクティショナーがかなりタッチする形になれば、そのATMはFIにかなり近いものになります。 どこかを痛めていたり、からだに不自由がありATMがやりにくい場合や、特別にリクエストがある場合はFIをオススメします。一般的にはATMをやりながら、時々FIを取り入れていく形をおすすめしてします。 レッスンのスケジュール・料金・お申し込み/お問い合わせはこちらから → レッスンスケジュールモーシェ・フェルデンクライス博士について(1904−1984)ユダヤ人の家に生まれ、イスラエルで開拓者として肉体労働に従事。パリのソルボンヌ大学で学び、ジュリオ・キュリー研究所で働きながら、物理学、機械工学の博士号を取得。 パリで日本柔道の創始者嘉納治五郎に出会い、指導を受けて柔道を習い始める。エンジニアとしてのキャリアを積む一方柔道の修業に励み西欧人として初めての黒帯取得者の一人となる。ヨーロッパでの柔道の普及に大いに貢献。 英国海軍の潜水艦で働いているときに、若い頃にサッカーで痛めた膝をまた痛める。当時の医学では再び元に戻る見込みはないと言われたことをきっかけに、自分で膝を治すことに取り組み、科学者としての観察力と広範な学術知識で不可能と言われた膝の故障を回復したことがフェルデンクライスメソッド確立のきっかけになる。 オンラインでATMをやってみよう(mp3)【必要なもの】 仰向けになって手足を伸ばせる広さがある場所/楽な服装/気楽な気持ち 【注意すること】 無理をしない/疲れそうになったら休む/ストレッチはしない/やめたくなったらやめる/全部やろうと思わない/やりたくない動きは無理にやらない/もしも痛みを感じたら動きをやめるか小さくする/きちんとしっかりやろうと思わない/寝てしまっても気にしない ↓ATMの音声ファイルはこちらです。クリックすると開きます。 このATMは2009年5月10日にからだレッスンmoveが新潟市で開催したフェルデンクライスワークショップを録音したものです。講師はプラクティショナーの大宮チエ子さん(宮城県在住)です。 大宮チエ子さんのサイト 大宮バレエ教室 ワークショップの記録として録音したものなので、マイクが何かにこすれる音や窓の外の音、隣の部屋で笛を練習している音などマイクが拾った雑音も聞こえます。 ブログにもこのオンラインレッスンに関して記事を投稿してあります。こちらの本文と重なる部分もありますが、なぜオンラインレッスンをできるようにしたのかについて私の考えを書きましたので、合わせてご覧ください。 ※上記ファイルを開いたときに、途中で音声が止まり、そこから先に進めないような現象が起こりましたら、一旦このページに戻り、再度上記ファイルを開いてみてください。私のパソコンではそのような症状が起こりました。でも、2回目に開くと大体うまくいきます。それでもうまく行かない場合はありましたら、ごめんなさい。 フェルデンクライスメソッド関係のリンクフェルデンクライスメソッドに関しては英語のサイトに豊富な情報があります。国際連盟と日本が属しているオーストラリアtabのサイトをご紹介します。 各地で活動しているプラクティショナーを探せます。 国際フェルデンクライス連盟のサイト(英語) Australian Feldenkrais Guild Incのサイト(英語) からだレッスンmove書店内のフェルデンクライスメソッド関係のページです。 |