
Fallen by orangeacid with CC License Attribution
フェルデンクライスの時間はゆっくりの時間です。ちょっと立ち止まって、息をついて、自分と対話する、そんな感じです。
例えば、道を歩いていて、ちょっとスピードを緩めたり、止まったり、周りを見まわしたり、視線の高さを変えたりすると、それまで見えなかったものに気がつく。例えば、よく通る道を車で走っていて、前からずーっとそこにあったのに、なぜか全然気がつかないで、ある日突然眼に入ってきてびっくりする。そういう経験は誰にでもあると思います。そんなとき一瞬で世界がちょっと変わったりします。いつも速い時間を過ごしていると気がつかないこと、見過ごしていることはたくさんあります。
フェルデンクライスのレッスンは、今まで意識を向けていなかった自分のからだの使い方、自分の考え方、行動の仕方などに気がついていくようにできています。そして自分にやさしく楽に気持ちいい範囲で動くので、からだがリラックスし、動きはどんどん楽になっていきます。
フェルデンクライスを通して、多くの人がサプライズ<!>を日々の糧に、気持ちよく、そしてピースに日々を暮らせるお手伝いをしたいと願っています。フェルデンクライス、ぜひご体験ください。
フェルデンクライスメソッドについて
フェルデンクライスメソッドはモーシェ・フェルデンクライス博士によって開発された、からだの動きを通して自分の可能性を広げるレッスンの名前です。
このメソッドはストレッチとも筋肉トレーニングとも違い、楽な範囲で動くので誰でもできる、からだとこころを開く 動きのレッスンです。
レッスンにはグループレッスンと個人レッスンの二種類があります。
グループレッスン(ATM)
グループレッスンはATM(アウェアネス・スルー・ムーブメントの略:動きによる気づき)と言います。言葉の指示を聞いて、自分で動くレッスンです。先生は見本を示しません。レッスンの種類は多く、仰向け、うつ伏せ、横向き、座位、立位など様々な姿勢で行います。
ほとんどのレッスンでは、仰向けになり床にどのようにからだが接触しているかを確認しながら進みます。このスキャンを通して、自分の体の変化に気づいていきます。
2009年5月10日に開催したワークショップのときのATMレッスンの様子をブログにアップしています。
写真が数枚ありますので、ご覧いただくとレッスンの雰囲気が伝わると思います。
(↓ブログへのリンク)
ATMレッスン風景(5月10日のWSから)


youtube動画は「The Feldenkrais Institute of NY」のビデオです。生徒さんの感想もあります。
個人レッスン(FI)
個人レッスンはFI(ファンクショナル・インテグレーションの略:機能的統合)と言います。プラクティショナー(先生)が直接クライアント(生徒)の体に触れて、一緒にレッスンを行います。
モーシェ・フェルデンクライス博士について(1904-1984)
ユダヤ人の家に生まれ、イスラエルで開拓者として肉体労働に従事。パリのソルボンヌ大学で学び、ジュリオ・キュリー研究所で働きながら、物理学、機械工学の博士号を取得。
パリで日本柔道の創始者嘉納治五郎に出会い、指導を受けて柔道を習い始める。エンジニアとしてのキャリアを積む一方柔道の修業に励み西欧人として初めての黒帯取得者の一人となる。ヨーロッパでの柔道の普及に大いに貢献。
英国海軍の潜水艦で働いているときに、若い頃にサッカーで痛めた膝をまた痛める。当時の医学では再び元に戻る見込みはないと言われたことをきっかけに、自分で膝を治すことに取り組み、科学者としての観察力と広範な学術知識で不可能と言われた膝の故障を回復したことがフェルデンクライスメソッド確立のきっかけになる。

モーシェ・フェルデンクライス博士の言葉
・If you know what you are doing, you can do what you want.
・In Awareness through Movement lessons you make the impossible possible, then easy, asethically pleasing.
・Movement is life. Life is process. Improve the quality of process and you improve the quality of life itself.
・By shifting our attention to the means of achieving instead of the urge to succeed, the learning process is easier, quieter, and faster.
フェルデンクライスを始めてから何か変わりましたか?
フェルデンクライスのレッスンをしている人達に、レッスンを始めてから、その前と何か違うことがあるか聞いてみました。

・長い時間楽に立ったり座ったりできるようになった
・整体、カイロ等に行く頻度が減った
・いつも重い感じがしていた部分が気にならなくなった
・腰の調子がよくないと感じても前よりも早く回復する
・雨の日にハネがあがらずに歩けるようになった
・車の運転でバックがやりやすくなった
・からだを動かすことが面白く感じるようになった
・いつも体のある部分に力を入れているのに気がついた
・いろいろな出来事に対する許容範囲が広くなった
・前よりも楽に仕事ができるようになった
・ヨガのポーズがやりやすくなった
・バレーボールがやりやすくなった
・大きな魚の頭を楽に切り落とせるようになっていた
・・・などなど人によっていろいろなことが起こります。
フェルデンクライスメソッドは、レッスンの進め方、
動きへのアプローチに特徴があります。
フェルデンクライスメソッドのアプローチ&起こること
ゆっくり、楽に、ここちよい程度に動く
自分の動きを観察し、探検する
多くの人は自分の日常的な動きやからだの使い方について、ほとんど意識していません。なぜなら、私達の体は無意識に動けるように動きを習慣化しているからです。
けれども、その習慣化されている動きは、本当は自分にとって楽な動きでない場合もよくあります。例えばある部分を常に緊張させていたり、呼吸を止めていたり、小さな筋肉に大きな仕事をさせていたり・・・。
フェルデンクライスメソッドのグループレッスン(ATM)では、自分の動きのパターンに気づくために、様々な種類の動きを提供します。日常生活であまりしないような、面白い動きもたくさんあります。
ゆっくりとここちよい楽な動きで、自分の動きを観察しながら動きます。そのために、「がんばらない」ことをとても大切にしています。がんばると自分の習慣の動きになってしまい、そこから新しいやり方は発見できないからです。

無理をしないで習慣化した動きを改善
いつのまにか
体がゆるゆる、動きがらくらく
習慣となっている緊張や癖に「気づく」ことは、新しい動きを見つけるプロセスの一部です。自分(の動き)を見つめ、探索するプロセスを楽しみながらレッスンを行います。
自分のからだを見つめる過程で、からだがリラックスし、動きのオプションが増え、習慣に捕らわれていた動きが自然に改善されます。
レッスンを続けていくと、無駄な力が抜けた姿勢や動きが可能となります。姿勢の悪さやからだの使い方が原因となる腰痛、肩こりなどにもなりにくくなります。
動きの改善は、その人の思考、感覚、感情にも影響を与えます。そして新たな自己イメージが形成され、自分の可能性が広がります。「動き」からのアプローチですが、からだとこころの両方に大きな影響を与えます。
フェルデンクライス関係のリンク
各地で活動しているプラクティショナーを探せます。
現在4期のトレーニングコースを開催中(会場は川崎)
フェルデンクライスティーチャーズコース同期生の春田さんのブログ。春田さんは主に東京や埼玉で活動しています。
フェルデンクライスティーチャーズコース同期生の上山さんのHP。上山さんは神戸を中心に関西で活動しています。

